デイサービスで働くメリット7選【介護歴15年の現場経験から解説】

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デイサービスは介護職の中でも働きやすいと言われる理由

介護の仕事にはさまざまなサービスがありますが、その中でもデイサービスは「働きやすい職場」と言われることが多いサービスです。もちろん仕事として大変なことはありますが、入所施設などと比べたときに働き方や業務内容の面でメリットが多いのも事実です。

私自身、介護職員として現場で働き、管理者や法人側の立場も経験してきましたが、デイサービスは介護職の中でも比較的働きやすい環境が整っているケースが多いと感じています。ここでは一般企業との比較ではなく、あくまで介護の仕事の中で見た場合の「デイサービスで働くメリット」を現場経験をベースに解説していきます。

デイサービスで働く最大のメリットは日勤中心の働き方

デイサービスで働く最大のメリットは、勤務が基本的に日勤帯であることです。入所施設の場合、利用者が24時間365日生活しているため、早番・遅番・夜勤などのシフト勤務になります。夜勤がある職場では生活リズムが崩れやすく、体力的にも精神的にも負担が大きくなることがあります。

一方デイサービスは、朝に利用者を迎えに行き、夕方に自宅へ送り届けるという日中サービスが基本です。多くの事業所では朝8時〜9時頃に送迎が始まり、夕方17時前後には業務が終わる形になります。そのため勤務時間は一般企業と近い形になり、生活リズムを大きく崩すことなく働くことができます。

生活リズムが崩れにくく家庭とも両立しやすい

デイサービスは日曜休みの事業所も多く、生活リズムが整いやすいというメリットがあります。夜勤のある施設勤務では昼夜逆転になったり、休日が平日中心になることも多く、家族や友人と予定を合わせにくいという声もよく聞きます。

しかしデイサービスの場合、日曜日が休みの職場であれば一般的な社会の休みと近い形になります。家庭を持っている人にとっては、配偶者や子どもと予定を合わせやすいという点は大きなメリットです。生活のリズムを安定させながら働けるという点は、長く介護の仕事を続ける上でも重要なポイントだと感じています。

入所施設より身体的、精神的負担が少ない

デイサービスは入所施設と比べると、利用者の介護度が比較的低いケースが多い傾向があります。特養や老健などの入所施設では寝たきりの方や重度の介護が必要な方も多く、オムツ交換や移乗介助など身体的負担の大きい介助が頻繁にあります。

デイサービスの場合は自宅で生活している方が日中だけ利用するサービスのため、比較的自立度が高い利用者も多くいます。もちろん入浴介助など体力を使う業務はありますが、入所施設と比べると身体的負担が軽いケースも多いのが実情です。体力面に不安がある人にとっては働きやすい環境と言えるでしょう。

利用者の最期に立ち会う場面が少なく精神的負担が比較的少ない

デイサービスを利用する方は、自宅で生活できている比較的元気な高齢者が多いのが特徴です。介護度が高くなり家族の介護負担が大きくなると、入所施設への移行を検討するケースが増えていきます。そのため特養などの入所施設と比べると、デイサービスは「終の棲家」となる場所ではありません。

実際に私自身15年間デイサービスで働いてきましたが、利用中に施設内で亡くなられた利用者は一人もいませんでした。入所施設では看取り介護に関わることもあります。その点、デイサービスはそうした場面に直面する機会が少なく、精神的な負担が比較的少ない職場と言えるでしょう。

利用者と「楽しむ時間」が仕事になる

デイサービスの特徴として、利用者と一緒に楽しむ時間が仕事になるという点があります。入所施設ではどうしても介助業務に追われてしまい、利用者とゆっくり関わる時間が少なくなることもあります。

しかしデイサービスではレクリエーションや散歩、会話など、利用者と楽しい時間を共有することも大切な仕事です。実際に利用者の中には「介護を受けに来る」というよりも、「楽しみに来ている」という感覚で通っている方も多くいます。利用者の笑顔を直接感じながら仕事ができるという点は、人と接することが好きな人にとって大きなやりがいになります。

利用者の家族とも距離が近く感謝の声を直接聞ける

デイサービスでは利用者本人だけでなく、利用者の家族と接する機会が多いという特徴があります。入所施設の場合、利用者の家族と直接会う機会はそれほど多くありませんが、デイサービスでは送迎の際に自宅でご家族と顔を合わせることがよくあります。また連絡帳などを通して日々の様子を家族と共有する場面もあります。

その中で「いつも楽しそうにデイサービスの話をしています」「いつもありがとうございます」といった言葉を家族から直接いただくこともあります。利用者本人だけでなく家族から感謝の言葉を聞けることは、デイサービスで働くやりがいの一つと言えるでしょう。

チームで働くため未経験でも仕事を覚えやすい

デイサービスの仕事はチームで動くことが多いという特徴があります。入所施設ではオムツ交換など一人で行う作業も多く、慣れるまでは不安を感じる新人も少なくありません。

一方デイサービスでは送迎、レクリエーション、入浴、食事介助などをスタッフ同士で分担しながら行うことが多く、常に周りに職員がいる環境になりやすいです。困ったときにすぐ誰かに聞けるという環境は、未経験者にとって大きな安心材料になります。実際に未経験から介護職を始める人にとって、デイサービスは入りやすい職場の一つと言えるでしょう。

介護だけに追われない仕事のバランスがある

デイサービスの仕事は介護だけに偏らないという点も特徴です。もちろん介助業務はありますが、それだけで一日が終わるわけではありません。レクリエーションの企画や利用者との会話、散歩同行など、さまざまな業務がバランスよくあります。

特に小規模デイサービスでは職員全員が幅広い業務を担当することが多く、利用者と関わる時間も長くなります。入所施設ではレクリエーションを専門職が担当することもあり、介護職員があまり関わらないケースもありますが、デイサービスでは利用者と一緒に活動する時間が多いのが特徴です。

働き方の自由度と職場選択の幅が広い

パート勤務など柔軟な働き方がしやすい

デイサービスはパート職員の比率が高い職場でもあります。午前のみ、午後のみなどの短時間勤務も比較的多く、家庭と両立しながら働く人も多くいます。

正社員だけでなくパートやアルバイトの募集も多いため、フルタイム勤務が難しい人でも働きやすい環境があります。特に子育て世代や家庭との両立を考えている人にとっては、柔軟な働き方ができるという点は大きなメリットです。

事業所数が多く職場を選びやすい

デイサービスは介護サービスの中でも事業所数が多いサービスです。特養などの入所施設と比べると、地域ごとに多くの事業所が存在しています。

そのため「できるだけ家から近い職場で働きたい」「自分に合った職場を選びたい」という場合でも選択肢が多いというメリットがあります。職場環境は事業所によって大きく違うため、選択肢が多いということは自分に合った職場を見つけやすいということでもあります。

経営陣との距離が近い職場も多い

デイサービスは比較的小規模な会社が運営しているケースも多く、経営者や役員が現場に出ていることも珍しくありません。私自身も法人の役員として現場に出ていましたが、現場を知っている経営者は現場目線で物事を考えることができます。

また小規模な会社では職員の声が経営層に届きやすいという特徴もあります。もちろんすべての事業所がそうとは限りませんが、理解のある経営者のもとで働くことができれば、働きやすい環境につながることもあります。

利用者の家族とも距離が近く感謝の声を直接聞ける

まとめ|デイサービスは介護職の入り口としても働きやすい

デイサービスには日勤中心の働き方、比較的身体的負担の少ない業務内容、利用者と関わる時間の長さなど、介護職の中でも働きやすい特徴があります。生活リズムを崩さず働けるという点は、長く介護の仕事を続ける上でも大きなメリットになります。

また未経験でも始めやすく、パートなど柔軟な働き方ができる点もデイサービスの魅力です。利用者と一緒に時間を過ごし、笑顔を近くで感じながら働ける環境は、介護の仕事の中でもデイサービスならではの特徴と言えるでしょう。

この記事を書いた人

デイサービス歴15年。現場から経営・採用まで幅広く経験してきました!
100名以上の面接実績を活かし、現場の本音や転職に役立つ知見を発信中。
「チームで支える介護」の魅力を広め、皆さんの心強い味方を目指します!

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