デイサービスで働こうと考えたとき、「人間関係がきつい」という話を聞いて不安になる人は多いと思います。デイサービスが人と関わる仕事である以上、人間関係の悩みが出やすいと思うのは当然かもしれません。
デイサービスは、介護職員だけでなく、看護職員や機能訓練指導員など、さまざまな職種がチームで動く職場です。そのため、職種の違いが人間関係を難しくしているように見えるかもしれません。
ただ、介護職員として現場に入り、管理者としてもデイサービスを見てきた立場から言うと、人間関係がこじれる原因は「職種が違うこと」だけではありません。むしろ実際の現場では、同じ介護職員同士の関係に難しさが出ることも多くあります。
この記事では、デイサービスの人間関係がきついと言われる理由を、現場で見てきた実体験をもとに書いていきます。
デイサービスの人間関係は「職種の違い」だけで悪くなるわけではない
デイサービスは、介護職員だけで成り立つ職場ではありません。看護師、機能訓練指導員、生活相談員、管理者など、立場や役割の違う職員が関わりながら一日を回しています。そのため、職種ごとの考え方の違いは当然あります。
ただし、職種が違うことそのものが、人間関係を悪くする一番の原因とは限りません。現場では、役割が違うからこそ「見ているところが違うのは当たり前」と受け止められる場面もあります。
デイサービスには立場の違う職種が一緒に働く難しさがある
デイサービスでは、介護職員は利用者の生活全体を見ながら、入浴、排泄、食事、レクリエーション、送迎などを支えます。一方で、機能訓練指導員は身体機能や運動面を重視しますし、看護師は健康状態や医療的なリスクを見ます。
同じ利用者を見ていても、どこを重視するかは職種によって変わります。介護職員が「今日は少し無理をさせない方がいい」と考える場面で、機能訓練指導員は「ここは少し動いてもらった方がいい」と考えることもあります。看護師から見れば、体調面のリスクを優先する場面もあります。
このように考え方が違うことはありますが、それは仕事上の役割が違うから起きるものです。意見が違うからすぐに人間関係が悪いということではありません。
役割が違うからこそ意見の違いを割り切れることもある
現場で見てきた限りでは、人間関係が大きくこじれる原因は、職種の違いそのものよりも別のところにあります。
職種が違うと、お互いに「そういう視点なんですね」と受け止めやすい部分があります。介護職員と機能訓練指導員では、そもそもの役割が違うため、アプローチが違っても納得しやすいところがあります。
実際の現場でも、分からないことを聞き合うことで関係が良くなることはありました。介護職員だけでは気づけない身体機能の見方を教えてもらうこともありますし、逆に機能訓練指導員や看護師が、介護職員から利用者の日常の様子を聞いて判断することもあります。
もちろん意見がぶつかることはあります。それでも、職種の違いによる意見の差は、仕事上の調整として収まることが多いと感じています。
人間関係がこじれやすいのは介護職員同士の関係
デイサービスの人間関係でこじれやすいのは、職種の違いよりも、同じ介護職員同士の関係です。同じ仕事をしているからこそ、考え方や動き方の違いが目につきやすくなります。
職種が違えば「役割が違うから」と受け止められることでも、同じ介護職員同士では「なぜそのやり方をするのか」「なぜ同じように動かないのか」という不満につながることがあります。
正社員・パート・年齢・経験年数で立場がねじれやすい
同じ介護職員でも、立場は単純ではありません。正社員、パート、アルバイトという雇用形態に加えて、介護経験、資格の有無、入社時期、年齢、役職などが重なります。
年上のパート職員が介護経験も資格もあり、後から入ってきた未経験の若い正社員と一緒に働くこともあります。会社には後から入った人でも、役職としては上になることもあります。
ただし、正社員だから責任が重く、パートだから軽いという話ではありません。介護職として利用者に関わる以上、現場で背負う責任に上下はありません。
だからこそ、誰が上か下かを単純に決めようとすると無理が出ます。お互いがその感覚をうまく引いて考えられないと、立場のねじれが衝突につながります。
介護に正解がないから経験者同士ほど衝突しやすい
介護には、はっきり一つの正解があるわけではありません。利用者に少しでも動いてもらうことを大切にする職員もいれば、事故を防ぐために介助や見守りを手厚くしたい職員もいます。
これは、どちらかが正しくて、どちらかが間違っているという話ではありません。利用者の状態や、その日の職員体制によって、必要な対応は変わります。
ただ、経験者同士になると、お互いに自分のやり方への自信があります。その自信自体は悪いものではありませんが、どちらも引けなくなると、利用者のための意見が職員同士の衝突に変わってしまうことがあります。
仕事量の不公平感が同じ職員同士の不満につながる
介護職員同士の関係では、仕事量の不公平感も大きな原因になります。同じ介護職員として働いている以上、「仕事も同じように分担されるべきだ」と感じる人は多いと思います。
しかし実際には、入浴介助、送迎対応、認知症の方への対応、レクリエーションの進行など、負担の大きい業務はできる職員に偏りやすくなります。一生懸命動く人、対応力のある人ほど、仕事を多く抱えやすくなります。
一方で、サボっているわけではなくても、経験が浅い、判断が苦手、動きが遅いなどの理由で、任される仕事が少なくなる職員もいます。その差が続くと、「なぜ自分ばかり大変なのか」という不満につながります。
この不公平感は、職員同士だけで解決するのは難しい部分があります。本来は、上司が現場を見て仕事の割り振りを調整する必要があります。そこが機能していない職場では、介護職員同士の摩擦が強くなります。
現場と上司・経営側の温度差でも人間関係は悪くなる
デイサービスの人間関係は、介護職員同士だけで起きるものではありません。現場と上司、現場と経営側の温度差も大きく影響します。
人間関係が悪く見えるのは、人員配置、仕事の振り方、稼働率や売上を優先する姿勢、現場の大変さへの理解不足が原因になっていることがあります。
上司の仕事の振り方ひとつで不公平感は大きくなる
現場の職員同士の衝突は、上司の調整で避けられることがあります。仕事量が偏っているなら、上司が気づいて調整する。考え方の違いが出ているなら、どちらかを一方的に否定せず、現場としての方針を示す。これだけでも、摩擦はかなり減ります。
逆に、上司がどちらかの肩を持ってしまうと、職員同士の関係はさらに悪くなります。「あの人ばかり守られている」「自分の負担は分かってもらえない」と感じると、不満は人に向かいやすくなります。
本来は、上司が仕事の割り振りや考え方の違いのバランスを取る必要があります。そこが機能していない職場では、現場の人間関係もこじれやすくなります。
現場経験がある管理者でも「自分ならできた」でこじれることがある
現場を知らない管理者だから人間関係がこじれる、というだけではありません。元々介護職員として経験があり、資格も能力もある人が管理者になった場合でも、現場との摩擦が起きることがあります。
その理由の一つは、「自分はできていた」という感覚です。介護職員として能力が高かった人ほど、自分が現場でできていたことを、今の職員にも当たり前に求めてしまうことがあります。
しかし、管理者になると現場に入る時間は少なくなりがちです。現場の細かい負担や、その日の職員体制、利用者の状態までは見えにくくなります。それでも「自分ならできた」「これくらいできるはず」と考えて指示を出すと、現場の職員は苦しくなります。
現場経験がある上司だからこそ、かえって職員に求める基準が高くなり、人間関係がこじれることもあるのです。
経営側と現場の間に入る相談員やリーダーも疲弊しやすい
管理者、相談員、現場リーダーのような立場は、現場と経営側の間に入ることが多くなります。現場の気持ちは分かっているけれど、会社の方針や家族、ケアマネジャーの意向も無視できないという場面があります。
この立場の人は、現場職員から見ると「会社側の人」に見えることがあります。しかし本人としては、現場の言っていることも分かっていて、それでも押し通せない事情を抱えていることも少なくありません。
家族の希望を優先したい場面、ケアマネジャーとの関係を考えなければいけない場面、会社の判断を現場に伝えなければいけない場面があります。その結果、現場の介護職員と意見が合わなくなり、本人にとっては不本意な形で人間関係に悩むこともあります。
このような調整役は、かなり神経を使います。介護職員同士の衝突とは違い、自分の中でも納得しきれないストレスを抱えながら間に立つため、「もう続かないかもしれない」と感じる人間関係になりやすい部分があります。
利用者・家族・他事業所との関係もストレスになる
デイサービスの人間関係は、職員同士だけではありません。利用者、家族、ケアマネジャー、訪問介護など他事業所との関係もあります。
現場で働く介護職員や相談員は、職員間の関係だけでなく、外部との関係にも気を使いながら仕事をしています。ここを見落とすと、デイサービスの人間関係の大変さは分かりにくくなります。
利用者との関係では理不尽に感じる場面もある
デイサービスでは、利用者との関係も大切です。多くの利用者とは良い関係を築けますが、すべてが穏やかに進むわけではありません。
利用者の中には、職員に対して遠慮なく強い言い方をする方もいます。認知症による勘違いや被害的な思い込みから、職員が理不尽に責められることもあります。
介護職員は仕事として受け止めようとしますが、毎日のようにそうした対応が続けば、心の負担になります。それが職員同士の余裕のなさにつながり、結果として現場の空気にも影響することがあります。
家族から「プロだから何でもできる」と求められることがある
家族との関係も、デイサービスでは重要です。家族は不安を抱えていることも多く、デイサービスに期待する気持ちが強くなることがあります。
ただ、その期待が大きくなりすぎると、「プロなのだから何でもできるはず」と受け取られてしまうことがあります。制度上できないこと、職員体制として難しいこと、デイサービスの役割を超えることまで求められる場合もあります。
最近で言うカスタマーハラスメントに近いような状況も、現場では起きます。相談員や管理者が前に出ることもありますが、現場の介護職員が直接受け止める場面もあります。
こうした負担が続くと、職員は疲れていきます。その疲れが職員同士の言い方や態度に出てしまい、人間関係に影響することもあります。
他事業所との業務範囲の違いが衝突につながることもある
デイサービスは、訪問介護や居宅介護支援事業所など、他事業所とも関わります。利用者を支えるためには連携が必要ですが、業務範囲の認識が違うと衝突することがあります。
デイサービス側では対応が難しいことを、他事業所や家族から当然のように求められることもあります。逆に、デイサービス側の事情が相手に伝わっていないこともあります。
こうした外部との関係は、現場の介護職員からは見えにくい部分もあります。しかし、相談員や管理者にとっては大きな負担になりますし、その調整がうまくいかないと現場にも影響します。
仲が良すぎる職場でも人間関係にひずみが起きる
人間関係が悪い職場というと、職員同士がギスギスしている状態を想像する人が多いと思います。しかし、実際には仲が良すぎることが原因で、人間関係にひずみが出ることもあります。
仲が良いこと自体は悪いことではありません。プライベートでも関係が良く、その関係が仕事に良い影響を与える職場もあります。ただし、職場としての距離感が崩れると、別の問題が起きます。
仲の良いグループがあると新人が入りづらくなる
友人の紹介で入職した人同士や、元々プライベートでも付き合いがある職員同士が同じ職場で働くことは珍しくありません。その関係がうまく働けば、職場の雰囲気は明るくなります。
しかし、仲の良いグループが強くできあがっていると、新しく入った職員が入りづらくなることがあります。特に悪口を言われているわけでも、冷たくされているわけでもないのに、輪の中に入れず居づらさを感じる人もいます。
人間関係の問題は、仲が悪い場合だけに起きるものではありません。今いるメンバーが仲良すぎて、新人がその関係に入れずに辞めてしまうことも現実にあります。
プライベートの雑談で仕事の方針が共有されてしまうことがある
仲の良い職員同士が、プライベートで食事をしたり、仕事の話をしたりすることがあります。その中で「今度の利用者にはこうした方がいいんじゃないか」という話が、何となく共有されることもあります。
本人たちに悪気はなくても、その場にいなかった職員からすると、知らないところでやり方が決まっているように感じることがあります。現場に出たときに、自分だけが知らない方針があるように見えて、疎外感につながることもあります。
仕事の方針や利用者対応は、職場の中で共有する必要があります。仲の良い人同士の雑談だけで共有されてしまうと、情報の偏りが生まれ、人間関係にも影響します。
仲が良いことと馴れ合いは分けて考える必要がある
僕自身、現場を見ていて、仲が良いのは良いことだけれど、職場では馴れ合いにならないよう注意してほしいと声をかけたことがあります。
仲が良いからこそ、言葉遣いが雑になったり、周りへの配慮が薄くなったりすることがあります。本人たちはいつもの関係のつもりでも、周りから見ると入りにくい空気になっていることもあります。
職場は仲良しグループではありません。同じ利用者を支えるチームです。仲が良いことを否定する必要はありませんが、職場では全員が働きやすい距離感を意識する必要があります。
実際にあった介護職員同士の衝突
ここまで書いてきたような人間関係の難しさは、実際の現場でも起きます。特に、立場のねじれ、責任感、経験差、年齢差が重なると、本人たちに悪気がなくても関係が崩れてしまうことがあります。
以前、介護職の経験もあり資格も持っているベテランの年上女性パート職員と、未経験で入社してきた20代前半の男性正社員が衝突したことがありました。
年上の経験者パートと若い正社員の責任感がぶつかった
男性正社員は、未経験ではありましたが、正社員として自分が現場を回していかなければいけないという責任感を持って働いていました。一方で、女性パート職員も経験者であり、自分たちが現場を支えているという気持ちを持っていました。
どちらも現場を良くしたい気持ちはありました。どちらかが無責任だったわけではありません。ただ、その責任感の向きがぶつかってしまいました。
もともとは仲が悪かったわけではありません。年齢差もあり、親子のような関係で仕事をしていた部分もありました。しかし、仲が良かったからこそ、遠慮のない言葉が出てしまったのだと思います。
どちらも間違っていないからこそ引けなくなった
ある日、その関係が大きく衝突しました。男性職員が爆発してしまい、その日のうちに僕に「もう会社を辞めさせていただきます」と伝えてきました。そして翌日から会社に来ることはありませんでした。
この出来事は、どちらか一方が明らかに間違っていたという話ではありません。男性職員には正社員としての責任感がありました。女性パート職員にも、経験者として現場を支えてきた自負がありました。
だからこそ、どちらも引けなかったのだと思います。お互いに「自分は現場のために言っている」という気持ちがあると、相手の言葉を受け入れる余裕がなくなります。
早い段階で話し合えていれば防げた可能性がある
後から考えると、お互いを認め合う言葉が少し足りなかったのだと思います。早い段階で、正社員としての責任感も、経験者として現場を支えてきた気持ちも、どちらも大切だと話せていれば、ここまでこじれなかったかもしれません。
人間関係の衝突は、ある日突然起きたように見えても、その前から小さな違和感が積み重なっていることが多いです。きつい言葉が出る前に、誰かが間に入って話を聞けていれば、違う結果になった可能性はあります。
この経験からも、デイサービスの人間関係は、性格の合う合わないだけで片付けられるものではないと感じています。立場、責任感、経験、年齢、職場の調整力が重なって起きるものです。
人間関係を悪化させないために現場でできること
人間関係は、自分一人の努力だけで完全に解決できるものではありません。相手がいることなので、こちらがどれだけ気をつけても、うまくいかないことはあります。
それでも、自分からできる最低限のことはあります。特別なことではなく、挨拶、感謝、報連相、ミスを責め合わない姿勢です。こうした基本があるかないかで、職場の空気は変わります。
挨拶よりも「ありがとう」を言えるかが大きい
挨拶はもちろん大切です。「おはようございます」「お疲れ様でした」と声をかけるだけでも、職場の関係は変わります。ただ、現場で見ていて特に大事だと感じるのは、感謝の言葉です。
「ありがとうございます」という一言は、意外と言えていないことがあります。助けてもらったとき、仕事を代わってもらったとき、サポートに入ってもらったとき、心の中では感謝していても、言葉に出ていないことがあります。
デイサービスはチームで回す仕事です。誰かができないところを誰かが支える場面は必ずあります。その時に「仕事だから当然」という態度になるのか、「ありがとう」と伝えられるのかで、関係は大きく変わります。
報連相を徹底して勘違いや責任の押し付けを防ぐ
情報共有が足りないと、勘違いや不信感が生まれます。デイサービスでは、利用者の状態、家族からの連絡、送迎時の様子、ヒヤリハット、職員間の申し送りなど、共有しなければいけないことが多くあります。
報連相ができていないと、「聞いていない」「誰が対応したのか分からない」「自分のせいにされた」といった不満につながります。特に事故やミスが起きたときは、情報が曖昧だと責任の押し付け合いになりやすくなります。
些細なことでも共有する。自分のミスも早めに伝える。分からないことは確認する。こうした基本を積み重ねることが、人間関係の悪化を防ぐ土台になります。
事故やミスは責め合うより次に活かす空気が大切
デイサービスをしていると、ヒヤリハットは日々起こります。事故報告書を書く場面もあります。もちろん、事故を防ぐ努力は必要ですし、原因を振り返ることも大切です。
ただ、介護の現場では、防ぎようがないと言ってもいいような事故が起きることもあります。自分がその場にいても同じことが起きたかもしれない、と思うような場面もあります。
その時に、「誰のせいだ」と責任を押し付ける職場では、職員は本当のことを言いにくくなります。本来は原因を確認し、次に同じことが起きないようにするための報告なのに、責められる空気があると、ミスのなすりつけ合いになります。
他の人がミスをしたときも、誰にでも起こることとして受け止め、次にどう防ぐかを一緒に考えることが大切です。その空気がある職場は、人間関係も大きく崩れにくいです。
人間関係がきつい時は職場環境を見直してもいい
人間関係に悩んだとき、自分の接し方を見直すことは大切です。挨拶をする、感謝を伝える、報連相をする、相手の立場を考える。まず自分にできることをするのは必要です。
ただ、それでも改善しない職場はあります。自分だけが努力しても、人間関係が良くならない場合は、その職場環境そのものに問題がある可能性があります。
自分だけで人間関係を解決できない職場もある
人間関係は、お互いが協力し合って成り立つものです。自分がどれだけ気をつけても、相手が歩み寄らなかったり、職場全体に責め合う空気があったりすれば、解決は難しくなります。
また、人員不足、仕事量の偏り、給与への不満、教育体制の弱さ、上司の調整不足などがあると、職員のストレスは溜まります。そのストレスが人間関係に出ていることもあります。
この場合、問題はあなたの性格や努力不足ではありません。職場の仕組みが、人間関係を悪くしている可能性があります。
上司に相談しても変わらないなら環境の問題かもしれない
困ったときに上司へ相談することは、解決策の一つです。上司が現場を見て、仕事の偏りを調整したり、職員同士の考え方の違いを整理したりできれば、改善することもあります。
しかし、上司に相談しても変わらない場合もあります。上司自身が現場を分かっていない。どちらかの肩を持つ。会社の方針だけを押し付ける。そういう職場では、相談しても状況が改善しないことがあります。
挨拶もしている。感謝も伝えている。報連相もしている。困ったことを相談している。それでも人間関係が悪くなるのであれば、あなたが悪いと考えすぎる必要はありません。
デイサービスを嫌いになる前に合う職場を選ぶ視点を持つ
デイサービスは本来、良い仕事です。利用者が自宅で暮らし続けることを支え、家族の介護負担を軽くし、生活の中に通う場所を作る仕事です。
ただし、どれだけ仕事に魅力があっても、職場環境が悪ければ続けることは難しくなります。人間関係、上司の理解、仕事量、職員体制が合わなければ、やりがいを感じる前に疲れてしまいます。
「デイサービスだから人間関係が悪い」と決めつける必要はありません。同じデイサービスでも、職場が変われば人間関係が変わることはあります。管理者の考え方、職員同士の距離感、仕事の割り振り、家族対応の仕方が違えば、働きやすさも変わります。
人間関係で悩んでいるなら、自分にできることをしたうえで、それでも無理なら環境を変えることも選択肢です。デイサービスの仕事を嫌いになる前に、自分に合った職場を選ぶ視点を持っていいと思います。
人間関係の悩みは、本人だけの問題ではありません。職場の仕組みや上司の調整力、現場の空気によって大きく変わります。だからこそ、我慢だけで解決しようとせず、自分が無理なく働ける環境を見極めることが大切です。