デイサービスの仕事というと、多くの人は 「お年寄りの面倒を見る仕事」 というイメージを持つかもしれません。
しかし実際に現場で働いてみると、デイサービスの仕事はもっと幅広く、そして奥が深いものです。
私は介護業界で15年以上働き、デイサービスの立ち上げや管理者、法人専務として運営にも関わってきました。その経験から言えるのは、デイサービスの仕事の本質は
「利用者様に寄り添うこと」
これに尽きるということです。
単純な介護だけではなく、利用者様が一日を楽しく過ごせるよう支えること。それがデイサービスの仕事です。
デイサービスの主な仕事内容
まずは一般的な仕事内容から紹介します。
送迎業務
デイサービスの一日は送迎から始まります。利用者様の自宅へ迎えに行き、施設までお連れする仕事です。
ここで大きく分かれるのが
・小規模デイサービス(地域密着型通所介護)
・通常規模以上デイサービス(通所介護所)
この違いです。
小規模デイサービス(地域密着型)は定員18名以下の施設で、軽自動車などで介護職員が直接送迎するケースが多くなります。
この場合は1回で全員を乗せられないため、何度も往復するピストン送迎になります。
その代わり利用者様一人ひとりに合わせた対応がしやすいという特徴があります。
一方で大型デイサービスではマイクロバスなどを使い、送迎専門のドライバーが運転することも多いです。
バイタルチェック
施設に到着すると
・血圧
・体温
を測定します。
これは看護師がいない施設でも、介護職員が行うのが一般的です。
体調の変化を確認する重要な仕事です。
入浴介助
午前中の主な仕事が入浴介助です。
利用者様には
・自分で動ける方
・車椅子の方
・麻痺がある方
など様々な方がいます。そのため
・着替え介助
・洗身介助
・移乗介助
などを行います。
デイサービスの仕事の中でも
一番体力を使う仕事
と言われることが多いです。
レクリエーション
午後はレクリエーションの時間になります。
・体操
・ゲーム
・散歩
・外出レク
など様々な活動があります。施設によっては
車で公園へ行く
散歩をする
といった外出レクリエーションもあります。
デイサービスでは、利用者様に楽しく過ごしてもらうことがとても大切な仕事になります。
排泄・歩行介助
デイサービスでも
・トイレ介助
・歩行介助
などの身体介護はあります。ただし入所施設と比べると寝たきりの方が少ないため、介護負担は比較的軽いケースが多いです。
意外と知られていないデイサービスの仕事
デイサービスには、あまり知られていない仕事もあります。
記録業務
介護保険サービスでは、記録が義務になっています。
利用者様が
・何をしたか
・食事量
・排泄
・レクリエーション内容
などをすべて記録します。
昔は紙でしたが、最近は、介護ソフトなどのタブレットを使う施設が増えています。
連絡帳の記入
デイサービスでは、家族との情報共有も大切な仕事です。そのため、連絡帳にその日の様子を書きます。
例
・食事量
・体調
・レクリエーション
・入浴
などです。
レクリエーション企画
レクリエーションは、ただやればいいわけではありません。
利用者様が楽しめるように
・企画
・準備
も必要になります。
洗濯や雑務
小規模デイサービスでは
・タオル洗濯
・掃除
・準備
なども職員が行うことがあります。場合によっては、食事作りを職員が行う施設もあります。
デイサービスの仕事の本質
デイサービスは、介護施設の中でも少し特殊な仕事です。なぜなら「介護だけ」ではないからです。
利用者様と
・話す
・笑う
・一緒に過ごす
そういった時間が仕事になります。
つまりデイサービスの仕事は、人と関わる仕事です。
介護技術だけではなく、コミュニケーションがとても大切な職種と言えるでしょう。